「上昇思考」
著者:長友佑都
発売:2012年
プロサッカー選手、長友佑都。
彼は日々いったいどのような事を考え、世界トップレベルの環境でサッカーと向き合っているのか?
セリアAのインテル在籍時に書かれた本なので、その頃の彼の頭の中が覗けて面白かったです。
特に当時のチームメイト、サネッティ選手からは強く影響を受けていたようで、同選手の優れた人間性がうかがえるエピソードも幾つか紹介されています。
そんな本書からのこぼれ話は、カズこと三浦知良選手についてのこんな話。
長友選手はカズさんと食事に行ったり、電話やメールでやり取りをするなど普段から交流があるそうです。
そんな際、カズさんは長友選手に常に敬語なんだとか。
そういえばテレビか何かでも同じような事を聞いた事があります。
香川選手じゃなかったかな……
もしかしたら、長友選手にだけではなく、カズさんは誰にでも敬語を使っているんじゃないでしょうか?
その理由、真意についてはこの本には書かれていませんでしたが、カズさんは年齢や経験など一切関係なく、一個人としてまわりの人間に敬意を持って接しているのでしょう。
そんな背景がうかがえるようなエピソードでとても印象に残りました。
そうかと思えば、こんな話もあります。
カズさんと、奥様のりさ子さんとの馴れ初めについて。
モデルだったりさ子さん。
彼女が掲載されていた雑誌か何かを見て、カズさんは一目惚れ。
この写真の女性に会いたいと強く思い、知人の伝手など様々な手段を使い連絡先を入手、アプローチしたのだとか。
一見イメージの違うエピソードのように思えますが、真面目さという部分は共通しているのかもしれませんね。
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