「ジェイソン流 お金の増やし方」
著者:厚切りジェイソン
発売:2021年
アメリカ出身、芸人でもありIT企業の役員でもある厚切りジェイソン氏。
本書は同氏のお金に対する考え方、特に資産運用について書かれた一冊です。
多くの本屋さんで目立つところに平積みされています。
新NISAがスタートし、投資に関心が高まっている現在。
本書では投資信託のつみたて・ほったらかし投資の魅力について特に語られています。
私はどちらかと言うと個別投資に興味があり現在絶賛勉強中なので、期待していた内容と少し違っていました。
しかし、同氏の節約話はなかなか面白くて読み応えがありましたね。
そんな本書からのこぼれ話は、400年ほど前のオランダでおこったチューリップバブルについて。
当時のオランダは特に経済が発達していて、投資も盛んに行われていたそうです。
そんな中、収集家や貴族の間で珍しいチューリップの球根が人気となり、やがて高値で取引されるようになったとか。
この人気は一般の人たちにも広がり、やがて家が買えるほどの高値を付ける球根もあったそうです。
しかし、チューリップの球根自体に実際にはそのような価値はありませんよね。
これは「どうやら儲かるらしい」という心理が働いた結果です。
だからそのバブルはやがて弾けて、結果多くの人は多額の債務を抱える事になりました。
本書では、ビットコインの人気もチューリップバブルのようなものではないかと書かれていました。
作った人が謎に包まれていたり、とても興味深い世界ですよね
誰が作ったのか?
謎の人物、サトシ・ナカモト。
私は、ファイル共有ソフト・ウィニーを作ったプログラマー、金子勇氏説が好きです。
しかしこれは日本でのみ語られている説。
海外では、暗号学に精通したコンピューター科学者のハル・フィニー氏が最有力と、NHKの特別番組では紹介されていました。
最後は全然違う話に飛んでしまいましたね。
大変失礼いたしました。
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