「教養としてのヤクザ」
著者:溝口敦、鈴木智彦
発売:2019年
ヤクザ専門誌や、ヤクザ関連の書籍の執筆を専門とする二人による、対話形式で書かれた一冊。
ヤクザと社会の関わりについて、タピオカやお肉のような私達にも身近な話題から、野球賭博や政治家などなんだか噂の真相に迫れるような話題に最後まで興味津々で読ませていただきました。
そんな本書からのこぼれ話はこちら。
相撲が国技になった理由。
昔は神社の境内で博打をしていたそうで、江戸時代頃からはその余興に相撲が行われるようになったとか。
ラスベガスのカジノでボクシングが行われるみたいな感じ。
賭場を仕切っているのはヤクザなので、もちろん相撲もヤクザの興行扱い。
そういった歴史から、現代でも少し前までは力士の後援会がヤクザとか、地方巡業でその土地のヤクザが世話をするなど、何かと関係が深かったそうです。
そんな相撲。
いつしか博打やヤクザの部分がどこかにいってしまい、神社で行われていたなら神事って事だよねと。
だから国技になったと。
本書ではこのように説明されています。
相撲とヤクザ。
なんだか真逆な世界な気もしますが、後援会や地方巡業の話を考えると、相撲が好きな方には納得できる話なのかもしれないですね。
まぁ、信じるか信じないかはあなた次第って事で。
それでは今回はこのへんで失礼します。
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