「イオンを創った女」
著者:小嶋千鶴子
発売:2018年
結婚して子どもが産まれ、それからは郊外に住むようになりました。
生活の足は電車や自転車から、車やバイクへ。
そんな現在の私の生活に欠かせないもののひとつが、イオン。
日本人なら知らない人はいないであろう、大型商業施設。
月に数回は行っています。
そんなイオンの事、そう言えばなにも知らなかったなと思いこの本を手に取りました。
イオンの歴史は、三重県四日市の呉服屋「岡田屋」からはじまります。
岡田屋の次女、千鶴子。
23歳の時に、両親と姉の不幸により社長に就任。
10歳下の長男(現イオン社長の岡田卓也)が一人前になるまでその職を全うしたそうです。
弟に社長職を譲ってからは、裏方に徹する事になるのですが、特に力を入れたのが人事。
本書は、千鶴子氏の元側近のようなポジションにいた著者による、人事を中心とした総務部から見たイオン成長の軌跡です。
そんな本書からのこぼれ話は、ビジネスマン伝説。
ヤナセの河野敬氏は、19年間にベンツを1530台売り、飛び込み営業で日本一ベンツを売った男と言われていたそうです。
河野氏は平日の日中家々をまわるので相手はそのほとんどが在宅している奥さん。
名刺を置いてきて、後は連絡を待つというスタイルなので、とにかく数を稼ぐのが大事だとか。
そんな河野氏。
なんと、管理職となった今でも修練のため飛び込み営業を続けているそうです。
これは凄いと思います。
簡単なことじゃない。
日本一と呼ばれる人はやっぱり違いますね。
そもそも、違うからこそ、日本一になれるんでしょうね。
こんな感じで、ビジネス界の有名人の本には、同じビジネス界のすごい人の話がたまに出てきますよね。
そういう話がほしくて、こういう本を読んでいる面もあります。
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